□平成25年度 海星中学校特別入学試験 12月16日(日)
※12月6日(木曜)~12月13日(木曜)が出願期間になります。
□平成24年度 海星高校 個別相談会
10月13日(土曜)~12月15日(土曜)
□第39回長崎県アンサンブルコンテスト
12月16日(日曜)
□平成24年度長崎県私学バレーボール競技大会
12月16日(日曜) 会場:長崎総合科学大学体育館 リーグ戦 9時30分開始予定
今日も風が冷たく、冷え込んだ朝となりました。昨日は「漢字の日」、今年の漢字が京都の清水寺にて発表されました。その漢字とは「金」。
今年はロンドンオリンピックで日本史上最多となるメダルを獲得するなど、金字塔を打ち立てた話題が多かったことなどが理由として挙がっています。
さて、放課後の生徒会室には作りかけの箱と生徒アンケートがあります。
この生徒会アンケートは生徒会執行部によって集計され、先日行われた生徒総会にて発表されました。
では、この箱は何なのか。時はさかのぼります。
生徒総会当日。
生徒全体の前での仕事としては初となる日。
今日までに練り上げてきた原稿に目を通す執行部の生徒たちの顔には、わずかの緊張と真剣なまなざしがありました。
まずは生徒会執行部とともに生徒の代表者となる専門委員長の発表を行います。美化・文化・保健など各委員会・まとめ役として活動する彼らの目にも執行部と同様のまなざしを感じます。
「精一杯がんばります!」
意欲が伝わってくるスピーチでした。
次に生徒会アンケートの集計発表です。
事前に全校生徒に書いてもらったアンケートの要望は様々です。
『校内大会(球技大会)を増やしてほしい。』 『図書館がもう一つ欲しい。』 などなど。
その一つ一つに丁寧に答えていく姿が印象的でした。
そして最後に生徒全体をみつめて話します。ゆっくりと、その真剣なまなざしで。
「この要望を実現するためには私たちだけの力だけでは足りません。みなさんの意見が必要です。」
これを知るをこれを知ると為し、知らざるを知らずと為せ。これ知るなり。-孔子
「自分の知っていること、知らないことをきちんと認めること、これが知るということだ」という意味です。
おのれを知り、認め、積極的に外から知識を得ようとする態度はつまり、一部の人間だけでなく生徒全体で学校を動かしていこうする姿勢です。
「みなさんの意見でこの要望を実現させたいと思います。よろしくお願いします」
大きな枠組みを変えるためには大きな力が必要です。わずかばかりの人間の力では到底太刀打ちできません。ただ、わずかばかりの人間ではなく大きな人間が集まったとき、それは大きな力となります。『全体』は、『一人一人』 で作られています。
作られかけた箱。それは意見箱です。生徒が自分の意見を書き入れることでそれが執行部へと伝わります。
この小さな箱が、小さな紙が大きな大きな力の始まり。それは今年の漢字である「金」より値打ちがある宝物のような力です。
今週末に海星中学校特別入試が行われます。もしかすると来年、この場に真剣なまなざしで臨んでいるかもしれません。受験生皆様のご健闘を心からお祈り申し上げます。
さあ、今日もともに取り組んでいきましょう!
担当Y
※写真は生徒総会の様子と昨日の様子。