体験と七夕の願い事


昨日は七夕です。

7月に入り、中学校の玄関には七夕の笹が飾られ、日ごとに生徒の皆さんの短冊が増えてきました。

短冊には、一人ひとりのさまざまな願いが記されています。

自分の欲望のままに書かれたもの、世の中に対する憂いや、心がほっこりするようなものまで、短冊の色も中身もカラフルです。

その中で、ふと目を引いた、ひとつの願い事をご紹介します。

「長崎の海がきれいになりますように」という願いを込めたのは、中学生物部の一人です。

彼は、7月4日に行われた「スポGOMI in NAGASAKI」に参加しました。

地元の海の悲惨な現状を目の当たりにしたことで、何とかしたいという想いが芽生えたようです。

蒸し暑い日に、汗水流して行ったゴミ拾いが、深い実感の伴った素晴らしい「学び」になったのだと思うと、とても嬉しくなりました。 

世の中が便利になり、たくさんの情報に触れたり、さまざまな映像を見たりすることが可能になりました。

でも、それだけでは分からないこともたくさんあります。

実体験を通して何かを感じたり考えたりすることは、とても貴重な財産になります。

もっともっと多くのことを経験し、広い視野をもつ人間に成長してほしいと願わずにはいられません。