先週の金曜日の2月25日、中学生を対象とした保健講話を開催しました。
講師は、日本思春期学会性教育認定講師である中山先生です。
1~3年の学年ごとに、それぞれの発達段階に合わせたお話をしていただきました。
1年生は、二次性徴による自分の心身の変化との向き合い方、他人との接し方について学びました。
男女での成長の差が大きく、人によっては二次性徴の兆候が出始める年齢ということもあり、生徒の皆さんも自分の心身の変化について興味深く話を聞いていました。
2年生は、妊娠・出産について学びました。
赤ちゃんの重量バランスや関節の動きをリアルに反映させた人形を抱いたり、妊婦体験スーツを着用して妊娠の感覚を体験したりしました。
座学だけでなく実感を伴う活動を通して、理解が深まったようです。
3年生は、性交渉を含むパートナーとの接し方や性感染症予防などについて学びました。
コップの中の水を複数人と交換し合う実験では、1人の感染者からどれだけの性感染症が広がるかを視覚的に体感できました。
試薬を入れたコップを各人2回交換しただけで、水の色が変化したという実験結果には、生徒の皆さんからもどよめきが起こっていました。
いかに感染症が広がりやすいかを実感することで、予防の重要性を改めて確認できたようでした。
他にも、現代の中高生において大きな問題になっているインターネット上での性に関するトラブルや誤った情報に対する対処法など、時代に合わせた事柄についても取り上げていただきました。
先生のお話から、生徒の皆さんには「大切な自分を守る」意識が生まれたようです。
中山先生、貴重なお話をありがとうございました。