東山手と海星学校


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■マリア会姉妹校HP紹介

1888年(明治21年) 暁星学園創立 東京

1892年(明治25年) 海星学園創立 長崎

1898年(明治31年) 明星学園創立 大阪

1946年(昭和21年) 光星学園創立 北海道

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昨日朝は18℃もあった気温でしたが、放課後は9℃まで下がり一気に冷え込みました。

今朝の気温は、6℃。

来週水曜日・3月1日は、高校第69回生卒業式がブリックホールにて挙行されます。お天気が気になるところです。

 

 

昨日7校時目、高校3年生を除く全校生徒は講演会をいただきました。講師にブライアン・バークガフニ先生(長崎総合科学大学)をお迎えし、『東山手と海星学校』という演題講演。

 

はじめにカナダ出身の先生が日本語習得に苦労された話をされました。

「言語学は失敗して間違った方が良いです。間違って悔しい気持ちをもって欲しい。どんどんチャレンジして失敗することが、語学力向上に繋がります。」

 

語学力を向上させるためのコツを例え話でしていただき、私たちは一瞬で先生の歴史学世界に引き込まれました。

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「長崎は天然の良港でした。入口が狭く、周囲は山に囲まれ、この穏やかな海は国際色豊かな街に成長していく条件が整っていたのです。」

 

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「世界でも希な事が長崎にはあるのです。それは日本人・中国人・オランダ人が見事に共存していたということです。これは現在の私たちも学ぶべき国際理解の姿勢です。貿易というお互い共存できるメリットがあることが大切です。加えて長崎の人たちは、異質の人をすんなり受け入れる力があります。」

 

大変興味深い研究方法も伺えました。

「私は来日して京都でしばらく過ごしました。京都の研究は京都でできます。しかしこの長崎の研究をつきつめていくと、長崎の研究は長崎だけではなく、ロンドン・ワシントン・パリ・モスクワでできるのです。国際都市だった長崎の資料は、海外に現在も多く残っているのです。」

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そして先生はインターネットで、ノルウェーから先生に問い合わせがあった事を教えてくれました。そのノルウェーからの問い合わせ内容は次のようなものでした。

「私の父親は、かつて日本の長崎に住んでいてカイセイという学校を卒業しています。ブライアン先生、長崎やカイセイの資料があったら私たち家族に送信して欲しいです。」

 

 

ブライアン先生は、早速資料をノルウェーに送信されたそうです。

すると再びノルウェーから先生に感謝の意を込めて、お父様の写真が送信されてきました。

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明治33年・海星学校写真。

まさに当時の海星全校生徒が、そこにはありました。先生はとても驚かれたそうです。

日本人のみならず、欧米人、中国人が在籍し学んでいる姿。私たちの大先輩です。

 

「戦争という悲劇があり、長崎に居住していた外国人は全部帰国してしまいました。彼らの子孫が大切に保管している長崎で過ごした日々の記録や写真を研究することが私の使命でもあると思っています。そこにはきっと19世紀末から20世紀にあった長崎の姿、海星の姿がたくさん残っていることでしょう。」

 

最後に生徒会長は「講演をいただき、私たちは母校に誇りを益々持ちます!」と、ブライアン・バークガフニ先生に伝えました。

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大変貴重な時間をありがとうございました。

 

※写真は、昨日講演会の様子。

■2月20日

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