神愛・人間愛の精神をもって


 

雲がかかる朝、気温は18℃。

 

高校生は本日まで第1回定期考査期間です。中学生は昨日定期考査を終え、本日は「歓迎遠足」を実施します。晴れ空とはなりませんでしたが、運動をするには心地良い日和となりそうです。

 

マリア会総本部講話

 

さて、今週16日(月曜)にマリア会総本部(ローマ)より訪問をいただき、全校生徒を対象に講話を行っていただきました。

 

創立130年目を迎える本校。

明治25年(1892年)、フランス人マリア会員ジャック=バルツ神父様によって創設されました。現在マリア会の学校、つまり海星学園姉妹校は、暁星学園(東京)・明星学園(大阪)・光星学園(札幌)と日本全国に本校を含め4校あります。

 

来日訪問されたのは、マリア会総本部・マキシマン=マニャン教育局長、アンドレ=フェティス総長、マイケル=マッカワード財務局長・パブロ・ランボー霊生局長、デービット士(総本部通訳)の皆様です。

 

 

7年前(2015年5月)にも本校生徒を対象に体育館にて講話をしてくださいました。

 

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(7年前の訪日の様子)

 

今年は感染対策防止のため、本校聖堂からのZoom中継となりました。

 

 

マリア会本部の紹介。そして、生徒代表による歓迎のスピーチを行いました。

 

冒頭の挨拶は練習を重ねたフランス語。思わず笑顔になった訪問団の方々に、流暢な英語で歓迎の言葉を述べました。訪問団の方々は熱心に耳を傾けて聴いて下さいました。

 

 

日本には4校ですが、世界中にはマリア会が運営する学校が100校あります。その中で、10万名を越える生徒の皆さんが学んでいます。

 

世界中のマリアニスト教育の多様な側面について、パワーポイントの資料を用いながら紹介するとともに、生徒の皆さんが卒業するときにあるべき姿(理想とした人物像)について考えを示されました。本校の英語教員が通訳をします。

 

 

「自分の体や環境と調和した生活を送る人」「内面を磨く人」「自分の特質を伸ばす人」「連帯と献身の心を持つ人」など具体的な例も交えながら画面越しにいる私たちに時に熱く、時に穏やかに語りかけてくださいました。

 

 

閉会後、大役を務めた生徒に、マリア会本部の皆様からのねぎらいの言葉をかけていただきました。

 

 

さらに、マリア会総本部の皆さんは校内施設を見学されました。休み時間から積極的に英語でコミュニケーションを取ろうとする姿も見られ、笑顔あふれる穏やかな時間が流れました。

 

 

午後からは教職員にも「マリアニスト教育」についてお話し下さり、全教職員が拝聴しました。

 

 

講話では「愛し、愛されることができる人」に触れられました。

 

「教育を通して、私たちは社交的で愛と人間の優しさを受け入れ、他者を尊重する人々を形成しようとしています。個人主義者ではなく、深い結びつきを大切にする人々です」

 

 

 

「神愛・人間愛」の校訓を生徒とともに改めて共有できた貴重な時間となりました。マリア会総本部の皆様、ありがとうございました。

※マリア会講話の様子