平成24年度 海星高校入試
【一般入学試験】
一次試験 平成24年度 1月23日(月曜)
平成24年度 海星中学校入試
【二次入学試験】 平成24年 1月28日(土曜)
昨日は朝からの凍てつくような寒さから一転、午後は優しく陽が照る過ごしやすい放課後でした。
職員室にいると下グラウンドから大きな声が聞こえてきました。今年度、高総体で準優勝を果たした女子サッカー部諸君です。新チームでの練習にもかなりの活気を感じます。引退した三年生にかわり、まもなく新一年生も入学してきます。
一人一人のチームにおける役割を確認しながらの練習風景。春に向けての気合いを感じました。
教室をまわってみると、1年B組の教室を借りて生徒会・マップス・放送部諸君が、予餞会・生徒会誌の準備に追われていました。
「膨大な量の作文や文章を読むんだなぁ…そしてパソコンに打ち込みデータ化するのか。凄い作業だ。」
「はい、正直簡単な作業ではありませんけど、一人一人の個性ある文章を読むのは、とても楽しいです!」
「こちらは…?何の作業ですか?」
「はい、各クラブ活動のページを作成しています。紙面で文章だけでは動きを表現することが難しいので、写真を使って工夫し、躍動感を出そうとしています。読んで貰う人達だけではなく、協力いただいた各クラブの皆さんにも喜んで貰えるように考えながらやっています。」
「生徒会長がやっている作業は・・・?」
「はい、私は予餞会の企画を現在担当しています。やっぱり企画は簡単ではありません。とても責任を感じています。企画が基準となって、皆が動きますから。」
「やりがいあるなぁ。」
「はい、しかし生徒会長になり多くの事に関わっていくと一層ひとりは多くの人達に支えられているんだと実感しています。」
生徒会長の言葉の奥底には、様々な行事の際、彼らの中で多くの議論がなされている様子がうかがえました。議論は建設的なものばかりではなく、時には感情のぶつかり合いもあったでしょう。嬉しい場面と同じ数だけ、感情を押しつぶしたりする場面もあったはずです。
愉快な雰囲気だけでなく、議論をしていてその場を立ち去りたい時もあったでしょう。
『ユートピア』 なる言葉があります。 『桃源郷』 という言葉もあります。
いつの時代にあっても、人は絶えず理想郷を求めています。ということは、人の世はよほど住みにくいと言うことでしょうか?
人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒
あれば人でなしの国へ行くばかりだ。
人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。 - 夏目漱石 『草枕』
自らが動くことで、周囲が動き、景色が変わる。多くの方々と関わり、紆余曲折しながらたどり着くところ、できあがるものを共有することによって得られる達成感。学生であっても、社会人であってもそれはかけがえのない喜びです。
学習活動・クラブ活動・生徒会活動・・・学校活動で今日も一緒に多くの事を学んでいきましょう!
□男子・女子硬式テニス競技 H23 高総体 男子・女子団体・優勝
テニス部ブログ http://kaisei-tennis.d2.r-cms.jp/
※写真は、昨日放課後の様子。