日本からアメリカ、そしてメキシコへ


■第97回全国高等学校野球選手権大会 7月15日(水曜) 午前9時30分~予定 ビッグN球場
2回戦 海星ー《諫早農業 対 佐世保高専》
■第60回長崎県吹奏楽コンクール 7月31日(金曜)10時~10時15分出演(出演順2日目1番)
■1学期終業式  7月17日(金曜) ※中央館立て替え、仮校舎引っ越しのため。
■前期夏期課外  7月22日(水曜)~8月7日(金曜)

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「よく降るなぁ・・・。」というのが正直な感想。

今朝も雨、山間部では強い雨が降っています。気温は24℃。7月も中頃になりましたが、朝からの蝉声はまだ聞こえず、耳にするのは、雨が地面をうつ音です。

 

今週金曜日は終業式。学期の終わりを迎え、引っ越しを経て来週からは課外授業が始まります。3年生、いや受験生はいよいよ正念場の夏休みです。

 

今日はアメリカ留学を終えた生徒を紹介します。

山本美子先生とガッチリ握手をする彼女と、話をする機会がありました。取材に快く応じてくれました。

 

お願いすると流暢な英語を、それもネイティブな発音で話してくれました。

「帰国・入国審査の時は日本語ではなく、英語で話す方が楽でした。」と、笑顔でエピソードを紹介してくれました。

 

アメリカ合衆国に留学した際、当然授業も英語。全くわからず困惑しましたが、「もう一度ゆっくり。」「もっとわかりやすく教えてほしい。」など、相手に伝えると、皆快く応じてくれたこと。彼女は、日々の中で「自分の意見を伝える、主張する大切さ。」を学んだ話をしてくれました。

 

「歴史の授業は『アメリカ史』を学びました。ヴァージニア州・13州・イギリスからの独立・ネイティブアメリカン・西部開拓・テキサス州をめぐるメキシコとの争いなどです。」

アメリカの裏表をつつみなく学ぶ講義に大変興味を持ちました。

 

 

「アメリカで知り合った友人に、そのメキシコに連れて行ってもらう機会がありました。」

 

そこでも多くの体験をしました。

 

・陸続きに国境を越えるというアメリカ大陸の大きさ。

・メキシコの貧富格差。小さなこども達に、食べ物やお金を懇願されたそうです。

・スペイン語がわからないもどかしさ。(アメリカ合衆国自体にもスペイン語を話す方々は大勢いらっしゃいます。)

 

その体験をアメリカの友人と話しているうちに気がついたことのひとつが、「あれ?友人が話している英語がわかるし、私英語話せている。」

 

「アメリカの授業は、先生が黒板に書いて説明・質問し淡々と進む日本の授業とは異なって、会話形式で進んでいきます。チャイムが鳴ると先生が話している途中でも生徒が教室を出て行きます。国民性・民族性を感じました。」

 

国外で学び、日本の礼儀正しさやマナーの素晴らしさをわかったという彼女。最後に将来の夢を教えてくれました。

 

「私の夢は、スペイン語を学ぶことです。言葉のコミュニケーションの力を知った今、具体的に何ができるかわかりませんがスペイン語を学び、メキシコのあのこども達に何か私ができることがあるのではと思っています。それに自分の体験を日本の友達に伝えていきたいです。」

 

「もうひとつは親に心から感謝したいです。アメリカに留学させてもらい、本当にありがとう。」

 

 

そのコミュニティーが同質であるほど、表現は簡単にすみます。意見を交換する者同士が同質の情報環境にあるならば、言葉を厳密に使用する必要はありません。

 

性質が異なるコミュニティーに参加した際、必要なのは、

 

言葉によるしっかりした意思表示。

言葉による信頼関係。

言葉による意思疎通、そして価値観の授受。

 

急な申し出にもかかわらず、取材を受けていただきありがとうございました。ますます充実する高校生活に期待します。

 

 

※写真は昨日の様子。

担当 鶴野

 

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□男子・女子硬式テニス競技  H27 高総体 男子団体 優勝(17連覇)全国選抜大会出場・ 海星テニス部 HP
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