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星が見える晩秋の朝。おととい立冬を迎えたので、冬の朝というべきか。
気温は、15℃。
日の出時刻は午前6時45分。今日は雨は降らない予報です。
時雨(しぐれ)は、冬の訪れを告げる雨といわれています。
一時的にパラパラと降り、通り過ぎていく雨。そしてまた次の雨がパラパラ・・とやってくる。
昨日月曜は雨の恩恵で暖かかったものの、まさに一日中、時雨れていました。
放課後、体育館横ではこちらも次から次に、何度も何度も野球部が坂道ダッシュを繰り返していました。先般の九州大会で準優勝を果たした野球部。他のクラブ活動と同じく、正念場の冬練習が始まっています。
さて、その時雨で恩恵をいただいたのがもう一つ。
中央館解体工事です。
普段は解体作業中、粉塵をおさえるためにずっと水をまく作業が平行してされていますが、昨日は時雨がその役割を果たしていました。
雨の中でも黙々と作業を続ける現場の方々に憧れを抱く生徒諸君もおり、実際今年の3年生で、この中央館解体作業を毎日見ていく中で、建物の構造に興味を抱いたり、住居・建築系への進学を決めたり、建設企業への就職を志す生徒がいます。
125周年記念事業として行われている中央館立て替えは、在校生の皆さんもOB・OGの皆さんと同じく感慨深いのと同時に、新しい何かを事業を通じていただいています。
旧中央館を凌ぐ大きさになる新中央館。
北館と旧中央館の間にも、すでに手が入っています。
上記写真場所には、北館と中央館を結ぶ小さな踊り場がありました。
その小さな踊り場の下には、真夏に頭から浴びるのに最適な水道場があったところです。
すっかり工事が進み、今では掘り起こされた土が盛られています。
これほど土色を主張しているように見える土砂が学園内で大量にうかがえることも驚きですが、裏を返せばそれだけ作業が進行している証です。
斜面に見事に立てられていた旧中央館。
初期の東山手長崎港周辺は、段々畑ばかりでした。現在でも当時の面影を語る石垣が、学園周辺にも見られます。
ところで、路面電車が通る国道は、ほとんどが江戸・明治期の埋め立てによってできた平坦な道です。長崎市内で住宅街に行こうとすると急に坂道を登ることになるのはそのためで、昔そこは海の波を受ける崖でした。
余談ですが、「コッコデショ」で有名な樺島町は、樺島の方々が16世紀末頃移住して出来た町です。市町村合併により元の樺島は現在・野母崎樺島となっています。急な階段や坂が現在も残っているのは、船着き場として栄えた当時の名残りです。
開港し、異国の人達がその段々畑に居住地を構えるようになり発展していった東山手周辺。
1958年に完成した旧中央館の解体。
将来を見つける人もいれば、歴史に思いを馳せる人も。
あわただしく舞うロマンを時雨が落ち着けてくれる昨日の月曜日でした。
■昨日遠方の保護者の方より、海星ブログ激励の言葉をいただきました。大変励みに思い、担当者一同感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
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