間を楽しむ


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■マリア会姉妹校HP紹介

1888年(明治21年) 暁星学園創立 東京

1892年(明治25年) 海星学園創立 長崎

1898年(明治31年) 明星学園創立 大阪

1946年(昭和21年) 光星学園創立 北海道

平成28年度 第2回高校オープンスクール 7月23日(土曜)

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今週は対岸の稲佐山がよく見えます。明日は曇りのち雨の予報ですが、このままいけば今夜織姫と彦星は再会できそうな七夕の朝です。

 

連日の好天、日中は30℃を優に超える猛暑のため、先週降りしきった雨が水蒸気となって大地から上がってきます。

日本の文化は『間』の文化とも言われます。それは夏の湿度と快適に過ごすためです。更衣・着物の切り込み・高床の住居・日差しとの間を取る庇(ひさし)の深さ…。

藤椅子も、粗い編み目の間から通る風で快適さを求めるものです。夏は、この『間』と上手に付き合う日本文化真骨頂の季節です。

また広義で解釈すると、人との間を上手に過ごすことが、まさに『人間』とも言い換えることもできます。

 

 

「大会の為にクラブ活動に時間を費やしますが、普段の学校活動の中にもやり甲斐があるクラブ活動です。」

 

長崎地区代表となり、県大会に出場。

入賞はなりませんでしたが、今までにない達成感を味わったという今大会で引退した『放送部』3年生・樋口君に話を聞きました。

 

「文化系のクラブ活動は、運動系のクラブ活動とはまた違って、長崎県全体で盛り上がって公式戦や大会があるわけではありません。だから1つ1つの大会でしっかり結果を出していかなければいけないという気持ちは常に持っていました。」

 

放送部というと、校内での放送機器を使ったアナウンス活動が日常です。

しかし大会ともなると、アナウンス部門ひとつにしても、『アナウンス内容のテーマ決め』『取材』『文章・物語の構成』、その際に語彙力や一般知識も広く求められます。

また映像部門ともなると、近年はデジタル技術を活用した『映像作成』『コンテやカット割り』、あまりまだ知られていない活動では『出演交渉』などのネゴシエイション技術も必要です。

 

「それを言い訳には絶対できませんが、大会毎に、とにかく時間に追われました。時間に追われるのは、もしかすると笑えない放送部伝統のような部分もありますが。」

 

 

放送に関する様々な技術だけではなく、時間の大切さや計画性、大会前の特に耳鼻咽喉に関する健康管理など、多くを学んだという樋口君。

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「他校の放送部の皆さんとも知り合いになったのも、沢山ある放送部活動を通じて得た財産の大きな一つです。あと、やっぱり海星は運動部のみんなが練習量も含めて大会結果が半端なく凄いので、負けられないという気持ちと一緒にある種のジェラシーもあったのかなと、今は思います。」

 

とても素直に3年間の活動を振り返ってくれました。

 

また彼放送部の活動とともに、生徒会活動にも大変尽力を尽くしてくれました。

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「まだまだ学ぶことが本当に多くて。僕は海星に来て本当に良かったと思っています。また今以上そう思えるように、これから高校生最後夏休みを過ごします。」

 

切り替えて進学活動に現在は励む彼は最後に「次大会での後輩の活躍に期待しています。時間を大切に。」と、エールを送ってくれました。

 

これからの長い人生を見たときに、学生時代という『間』が学園生徒約1,500名の皆さんに快適さを提供するシーズンでありますように。

樋口君、取材協力ありがとうございました。

 

※写真は、放送部取材の様子。