海星ホームページTopには、様々なカテゴリがあります。詳細な行事予定につきましては、Topページ『月間行事予定表』からお入り下さい。
■マリア会姉妹校HP紹介
1888年(明治21年) 暁星学園創立 東京
1892年(明治25年) 海星学園創立 長崎
1898年(明治31年) 明星学園創立 大阪
1946年(昭和21年) 光星学園創立 北海道
■平成28年度 第2回中学オープンスクール 9月17日(土曜)
■平成28年度 第4回高校オープンスクール 9月17日(土曜)
■第139回 九州地区高等学校野球長崎県大会
9月17日(土) 9時30分~予定 ビッグN球場
1回戦 海星(長崎地区1位) ー 波佐見(佐世保地区1位)
今朝の日の出時刻は、午前6時。対岸の東山手から、久しぶりに稲佐山がハッキリ見えています。今朝はちょうど日の出時刻の頃に、イギリス船籍サファイア・プリンセス号が長崎港にゆっくりと入ってきました。
稲佐山を背景に、朝陽に照らされた静かな海に入港してくる客船の姿がなんとも勇壮です。
昨日から入った白露の時分は、秋を目に見えて感じることができる時分です。
遠くに見える山や川では、鮎が川下りを始めています。背中に模様が現れ、さびたように黒みがかり錆鮎とも呼ばれる彼らは、春には稚魚になり河口を上がってきます。
「僕は徒歩で通学していますが、高校で知り合った友達のほとんどが通学に公共交通機関を使っています。また僕自身も友達と遊ぶ時に公共交通機関を使う格段に増えました。この作品はとても小さなものですが、まずは誰かが取り組むことが大切だと思い応募しました。」
担任 坂門先生・生徒会顧問 原先生に挟まれて賞状を持つのは、高校1年生・細貝君です。
九州旅客鉄道株式会社主催『NAGASAKI マナーポスターコンクール』にて、優秀賞を受賞しました。おめでとうございます。
中学時代は友達の家に遊びに行く時は、ほとんど徒歩圏内でしたが、高校になると友達は長崎周辺に住んでいます。エリアが広がりました。遊びに行く時も、公共交通機関を利用する機会が増えます。高校進学とともに多くの見方に変化を感じ、今回のコンクールへの作品意欲が湧きました。
「構図だけではなく。見ていただいた方々に響くように、文字のレタリングにも力を入れました。表情を黒く塗って設定したのは、不特定多数の人達に呼びかけたかったからです。」
5月・『第25回記念英展』福岡県田川市美術館大賞選定にて作品『海のはじまり』で優秀賞を受賞した美術部顧問・團先生の指導を受けながら作品制作に挑んだ細貝君。背景を黄色にしたのは、啓発ポスターなので皆の目にとまるようにしなければという意図がありました。
美術部團先生は、細貝君についてこう語りました。
「彼は自分のしっかりした考えを持っています。もちろん感覚で表現していく部分も大切です。加えて、自分の世界観を今回の作品は上手に表現するため、よく考え、思考を凝らしながら彼は作品を完成させました。」
まだまだ荒削りで気持ちが一番に出た作品だと評する團先生でしたが、部員の受賞に手放しの笑顔です。
細貝君は、「受賞した喜びももちろんですが、僕のポスターによって観光都市・長崎の公共交通機関マナーが、ますます良くなれば本当に嬉しいです。賞をいただきとても光栄です。ありがとうございます。」
今朝入港してきた客船。
今や長崎市は、幕末から明治時代に勝るとも劣らないほど町には海外の方々が連日訪れています。国際観光都市をうたう街の真ん中にある海星学園。
自分の周りを作品で明るく照らすことによって、その灯りがどなたか複数の道しるべとなりますように。
「もっと良い作品を描けるように、益々しっかり取り組みます!」
※写真は、受賞した細貝君と生徒会顧問・原先生、担任・坂門先生、美術部顧問・團先生。
■8月7日