梅雨の晴れ間…と、いきたいところですが、今朝も続いている晴れ・青空です。
今朝の日の出は、午前5時12分。来週19日まで、一年で最も早い日の出時間が続きます。今年最も遅い日の出時刻は1月7日・8日の午前7時24分でしたので2時間強も差があります。
お天気が良いと気分が晴れ晴れしますが、そろそろ雨の恵みも欲しいかなと空を見上げてしまいます。
五月雨、黒南風、紫陽花。どれも雨と縁が深い季節の言葉で、四季を感じ楽しませてくれるものです。
昨日朝礼で中総体・高総体をはじめとする各種表彰が行われました。その模様は明日『学園カテゴリー』にてブログでお伝えさせていただきます。
環境月間
海星ブログに、その精力的な校外活動で度々登場している生物部。彼らは環境活動の一環として、長崎県高校生・大学生環境会議実行委員会にも参加しています。
この委員会では、長崎工業高校・国見高校をはじめ、長崎大学環境サークルで活動してい皆さんと協力して環境活動を行っています。
6月5日。
この日は『環境の日』です。今月1ヵ月間は、環境月間です。 長崎市では毎年6月に環境月間・街頭キャンペーンを実施しています。
エコ活動の推進のために、私たちは浜町アーケードで新聞紙エコバックの作り方指導やエコバックの無料配布を行いました。
毎年関係者の皆様には貴重な機会を提供していただいています。本当にありがとうございます。
お子様連れでエコバック作り体験をされる方や、エコバックに興味を持った方々に今年もたくさん声をかけていただきました。
私たちが同活動を通じて、最も磨かれているのはコミュニケーション能力です。
挨拶に始まり、環境について一緒に作業をしていくのですが、目的をもってご参加いただいているとはいえ、淡々と無言で作業を進めても環境について興味を深めてはいただけません。
環境についての知識や、それを上手に伝えることの話術、何よりしっかりした挨拶が私たち教える側には必要です。普段は県下の先生方に教授いただいている側である私たちですが、その経験を今度は教える側に置き換えて、自分たちなりに発揮していきました。
「環境バックは自分だけならすぐに作ることができますが、説明するとなると細かい部分まで伝えなくてはいけません。簡単じゃないです。」
その部員は椅子に座って説明を聞いていただいた方に時間がかなりかかってしまった事を申し訳なく反省していましたが…
「帰られる時に、『丁寧に教えてくれてありがとう、勉強になりました。』と、言ってもらえました。」と、河川を調べ、その性質の違いを目の当たりにした時のような達成感に満ちた笑顔で、顧問 美明先生に報告していました。
学ぶことはそれだけではありません。呼び込み係も勉強です。
「こんな大勢人がいる場所で、声を出して呼び込みをした経験なんてないです。でも足を止めて机に座っていただくと、よし、もっとたくさんの人に聞いていただこうという気持ちになります。」
「僕たちには環境を知ってもらうという目的があるんだと思うと、恥ずかしさもなくなりました。」看板を掲げ、大きな声で呼び込みです。
生物部が町中でエコ活動を行うことが、普段私たちがおこなっている生態活動研究につながらないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、エコ意識の希薄さが希少生物の生存を脅かしている実情を校外研究活動で私たちは目の当たりにしてきました。
上記2枚の写真は今年の3月14日のブログにて報告させていただいたカスミサンショウウオの生息地。その清掃活動の様子です。
私たち生物部はこの光景を私たちは忘れることができません。
研究だけに没頭するのではなく、このような貴重な機会をいただいて『環境活動』を継続し、皆さんに環境と生態系が密接に関係している事を知っていただきたいと考えています。
資源を大切にする意識が自然を守ることにつながります。
今回の活動で長崎県下高校生・大学生環境会議実行委員会皆様との絆も、さらに深まりました。
ブースに足を運んでいただいた皆様、本当にありがとうございました。
綺麗で美しい長崎、日本、そして地球でありますように。
※写真は、参加した環境活動の様子。