今朝はぐっと冷え込み気温は4℃。
週末はにわか雪も降るかもしれないという天気予報。しかしながら立春前、三寒四温。まっただ中の極寒には辟易としますが、あたたかい春に向かっての日の移ろいと知っていれば、肩を上げた通学路でも春の何かを探します。
道ばたの緑、頭上を飛ぶ鳥。
春はもうすぐそこです。
前期試験にむけて
雲がかかり、あまり上手に撮れませんでしたが、今朝のお月様は久しぶりに息をのむ美しさでした。月光に照らされた長崎。
この美しい風景を見たときに、人の数だけ表現する言葉が出てきます。
「前期試験に小論文を課している大学は多いです。医療系はほとんどそうではないでしょうか。」
山口進路指導部長は日頃から小論文の大切さを進路指導室に訪れた生徒の皆さんに説いています。もちろん、高校三年生学年団を筆頭に、日頃からその取り組みもされています。
来月25日にせまる前期試験。その対策のため現在本校では特別編成の時間割を実施しています。
昨日教室の一つを訪れると、吉村先生(国語科)が小論文講座を開講していました。受講生とも普段にもまして真剣そのものです。
吉村先生は「今回の小論文講座は、国公立大学の個別試験対策として実施しています。本格的な指導に入る前の準備として企画しました。」
先生が受講者に解説・説明をしたのは「PREP」。
■point 自分か主張したいことを書く。
■reason 何故その結論になったのかという理由を書く。
■example 具体例を挙げる。理由のもとになった例を書く。
■point 結論、要点…もう一度、主張したいポイントを書く。
「この学年は、2年次からLHRや総合の時間を使って文章を書く時間を取ってきました。しかし、共通テスト対策に力を入れて来たため、文章を書くことを苦手に感じる人達も多いと思われます。そういう人たちにも、論理的な文章を気軽に書けるようになってもらえるように教材を作成しました。」
そして「この講座を通じて、本格的な小論文の勉強に入ってほしいと考えています。受講生は本当に真剣に取り組んでいました。この姿勢に負けないように講座を進めて行きたいと思います。」
作文の自己PRとは違い、小論文は課題に対して自分の意見主張し、どうしてその自分の意見がそうなったのかをそうなったという事を、理由や具体例を挙げて論理的に示す文章になります。
聴講生は「抽象的な事柄と具体的な意見を上手く融合して、自分の意見に厚みをもたせることができるようなアイディアを受講していただきました。早速これからまた過去問を解いて準備します。」と、目を輝かせていました。
前期試験は、来月25日。
※写真は講座の様子。