春のあたたかい雨に恵まれた朝です。気温は18℃。一気に春本番を迎えた週末でした。
公式戦に挑んだクラブ活動もありました。対戦いただいた各競技各チームの皆様、大会関係者の皆様、ありがとうございました。また保護者の皆様、OB・OGの皆様におかれましては、いつもあたたかいご声援ありがとうございます。
中学卒業式が終わり、後期試験も終了し、今週金曜は第3学期終業式、年度が終わります。冬を過ごしたさなぎがふ化して蝶に生まれ変わる頃。日差しが柔らかくなり、生まれた蝶の羽は色づき輝き、飛び立ちます。
日本技術の至宝と脱炭素
「来年度は進学、就職を決めなければなりません。自分の夢がある子もいれば、進むべき道を模索している子もいます。」
先週木曜日『高専連携授業』、日産自動車大学校様に来校いただき高校二年生は講義を受講しました。
日本の自動車産業は世界を牽引し、雇用と経済を支える我が国の主力産業です。そして大きな転換期を迎えています。世界で進む脱炭素の動き。
日常に欠かすことができない自動車は、最もその進化が求められEUでは今から13年後、2035年にはガソリン車の新車販売が禁止されます。
『グリーン経済』という言葉を近年よく耳にします。持続可能の開発・発展をすすめていくための経済のあり方です。「環境に優しい経済」といわれています。現在は、まさに元年ともいわれる大きな分岐点。
将来を見据えることができる講義が終わると、実車をみての講義へと続きます。この日は何と3台自動車を持参いただきました。電気自動車2台を含む合計3台の車。
そのうちの1台は、日本技術の至宝『GTR』
実車3台中、もっとも生徒皆さんに人気があったのはこのGTRでした。
動力部分、つまりエンジンが電動化されると各車の走行に個性を出すのは簡単ではありません。自動車自体の形状や見た目は変わっても、出力に大きな個性が出にくいともいわれています。
「技術の日産」と世界に認知されているメーカーはどのような未来を歩もうとしているのか、同社の至宝・日本の至宝とも言われるGTRを持参いただき、生徒皆さんの集中力・興味はつきませんでした。
ハイブリッド、電動化、その違いや、未来社会の環境と共存するために今後私たちはどのように歩みを進めていけばいいのかを一緒に考えるため、日産の先生方は沢山のヒントを私たちに与えてくださいました。
高専連携授業・担当 丸野先生は、
「今回の講義に参加し、進路模索中の子は進学の幅を広げることができました。また、元々自動車に興味を持っている生徒皆さんは、自動駐車機能やスポーツカー乗車体験などを通して『整備士になる』という決意を固めた子もいました。工学部をやはり目指します、という子もいました。」
来年度は勝負の年です。彼らの頑張りに期待します。
私も乗りたかった…。うらやましい一枚。
ちなみに同車両は、1300万だそうです。私も生徒皆さんと同様、仕事をもっと頑張っていつかは乗りたいと決意した次第です。
※高専連携授業の様子。