便利だからこそ学ぶべきこと


 

青空が広がる朝です。気温は14℃ですが、日中は25℃近くまであがる予報が出ています。「夏日」の1日となるかもしれません。

 

入学式を迎えてからおよそ2週間が経過した1年生の皆さん。授業や部活動などで積極的に活動する姿が見られます。「学校生活はどうですか?」と尋ねてみると、「ようやく慣れてきました。体育祭が楽しみです。」と笑顔で答えてくれました。

 

明日21日(木曜)は体育祭予行練習、そしていよいよ明後日22日(金曜)は「体育祭」です。

 

海星ICT教育

さて、本校の教育の特色としてICT教育があります。中学生全学年から高校2年生まで全員がタブレットを所持しており、日々の学習活動に活用しています。

 

情報検索やデータ管理、多岐にわたる便利な使用方法がある情報機器。情報化社会が進む現代社会の中にあって必須ともいうべきツールとなっています。

 

 

しかし、使用法が多岐にわたるがゆえに誤った使い方をするケースがあるのも情報機器です。

 

生徒指導講話―SNSについて―

 

4月18日(月曜)高校1年生を対象にSNSの使用に関する生徒指導講話を行いました。

 

 

「皆さん、ラインは会話ではありません」

 

学校生活に慣れてきた新入生だからこそ、今一度、SNSの利用について、実際にトラブルとなったやりとりの例を示しながら、本校生徒指導部長が話を続けます。

 

 

「受け取り方は相手次第であるということ、友達の友達は他人なので、悪意を持った人が一人でもいたら、大変なことになります。特に不用意な拡散は『加害』となってしまいます。」

 

問題が起こる原因の1つでありSNSの特徴でもある拡散力。

 

「SNSで困ったとき、生徒の皆さんだけで解決することは不可能です。必ず大人に相談したり、相談ダイヤルを利用したりするようにしてください」

 

SNSは、私たちが持っている好奇心や疑問に応えてくれます。しかし、その一方で使い方を間違えると、自分が傷ついたり、誰かを傷つけてしまうことも紛れもない事実です。

 

物心がついたときからインターネットの世界に生きている若い世代の人にとって、この講話は、それに伴うリスクもあることを十分に理解して情報機器の利用をしていくことの大切さを改めて知る時間となりました。

 

※写真は授業と生徒指導講話の様子。