記録と検索(学校活動)


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 雨の朝です。昨日から春に向けての雨が続いています。

 

 考査前の完全下校時間前。質問に訪れる生徒は、ぎりぎりまで粘りに粘ります。その光景は学園内に緊張感を与え、その雰囲気が来週からの考査臨場感を増させていきます。

 進路指導室前で、ソリンヌさんが勉強していました。

 

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 毎日コツコツ、取り組むことがどれほど素晴らしい事で、どれほど財産になることか、ソリンヌさんには教えられます。日本語を話す力もさることながら、書く力がグングン伸びています。

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 スピーチをするという原稿を、海星学園ゆかりの母国フランス語ではなく、日本語で書いていました。

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 平仮名、カタカナ、漢字・・・誤字もありますが、「間違えて覚える、間違えて覚えるの繰り返しです。」 ニッコリ笑顔で答えてくれました。

 好奇心・学ぶ意欲は、自分の可能性をどんどん広げていくという事を生徒諸君と一緒に過ごすと如実に感じます。

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 先日読んだ本。次のような大脳生理学者の先生の言葉が印象に残っています。ヘレン・ケラー氏について述べてありました。

  私たちは見たり聞いたり読んだり学習した事は、ことごとく脳に記録しています。一般に『記憶力』といいますが、これは大きく分けて2つの部分から成り立っています。

 ひと口にいう『記憶力』ですが、これはひとつは脳に『記録』するという部分。もうひとつは脳で『検索』するという部分から成り立っています。

 記憶のよしあしを決めるのはこのような『記録能力』ではなく、記録されたものを『取り出す能力』なのです。この点、ヘレン・ケラー氏は、連想力に大変優れていたことからもわかるように、『検索して取り出す力』が優れていたようです。

 

 容易に胸にストンと落ちていきませんでしたが、なるほどそうなのかと思った言葉で、大変印象に残りました。

 

 では、その『検索能力』を向上させて行くにはどうしたらいいのか。それは、物事に向かう際に、「これは大切なことだ」と意識をもつこと。そして一番は、ヘレン・ケラー氏と同様、毎日『続けて取り組み向上しようとする意欲』に他なりません。

 

 さぁ、今日も一緒にしっかり取り組みましょう!

 

□男子・女子硬式テニス競技  H23 高総体 男子・女子団体・優勝

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※写真は、昨日の風景。