“感謝の裏側に輝く – 人知れずの行動に贈られる表彰状”


今朝の気温は7℃。冷たい風が心地よく頬を撫でる花冷えの季節。しかし、歩いている人々の装いからは、春の息吹が漂っています。

本日6時間目は、中学校の各賞授与式、明日、3月9日(土曜)は第77回卒業証書授与式が行われます。昨日のブログでも紹介されていた「卒業生が歌う歌」ですが、プレゼンの末、選ばれた「桜晴」のメロディと第77回生の歌声が会場を温かく包むことでしょう。

 

“感謝の裏側に輝く – 人知れずの行動に贈られる表彰状”

 

「皆さんは、朝早くから部活動の朝練や自学に勤しみ、授業に前向きに取り組み、授業の疲れも厭わず放課後の課外活動に邁進してくれました。」

遡ること、2月29日(木曜)第76回高校の各賞授与式・同窓会入会式の際に行われた学校長の挨拶の冒頭です。

その中で、同窓生である大正6年に旧姓の海星中学校を卒業された方、明石嘉門さんのお話をされました。本校を卒業後、京都の大学へ進学し医師として働き、昭和46年に聖マリアンナ医科大学を開設された方です。

 

「春よとこしなえに」―明石嘉門氏の奥様が編集された文集の一節を、第76回生に紹介しました。

『たとえ全世界を手に入れても、自分自身を失ったならば、何の益があろうか』(中略)『心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛せよ。また隣人をあなた自身のように愛せよ』

明石の心構えは、この御言葉を何よりも大切にして生きてきた、と奥様が回顧された箇所です。

 

「後半の一節は、聖書のルカによる福音書からとられていて、海星の校訓「神愛・人間愛」の基となる箇所です。卒業生である明石嘉門さんは、海星で学んだ精神を胸に抱き実行した方です。」と学校長は第76回生卒業生に語りました。

「海星高校を卒業する皆さん、校訓を忘れずに、他者とともに、他者のために、心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くし、思いを尽くして、社会の中で頑張ってほしい。この場で表彰される生徒さん、また表彰にならなくとも、人に対する気遣いや言葉かけなど、日々の『人知れずの行為』は『地の塩』であり、来世では大きな富となることでしょう。私は、今ここにいる全生徒に対して、『人知れずの行動に』表彰状を贈呈したい気持ちでいます。」と締めくくりました。

卒業生の皆さんのそれぞれの力が多くの人に喜びを与えるものとなりますように。

 

※写真は第76回生(高校)各賞授与式の様子