快晴が一日中続く今朝の気温は15℃。冬の始まりを表す「立冬」も過ぎ、朝晩の冷え込みも冬らしく気温が下がる時期になりましたが、日中の厳しい寒さはまだのようです。
凱旋報告
11日(月曜)の朝、校内はひときわ華やかな雰囲気に包まれました。
10月24日(木曜)に開かれたプロ野球ドラフト会議2024において、本校卒業生の浦田俊輔さんが読売ジャイアンツから2位指名を受けた話題はすでに報道でご存じかと思います。
11月11日(月曜)、浦田選手と九産大野球部監督を務める大久保監督(本校OB)が母校を訪れ、朝礼ではその報告が告げられました。待ちに待った吉報が届いたことに、拍手と歓声がわき起こり、学園の空気がいっそう活気づきました。
先輩の偉業に胸を弾ませる在校生たちの表情には、夢を抱き続ける勇気と希望が輝いていました。
報告会の後、人工芝グラウンドで記念撮影へ。本校野球部キャプテンと浦田選手が互いの活躍を願ってグータッチ。
未来への一歩を踏み出した先輩の背中が、今度は自分たちの目標へと進む力をくれる。学園に漂うそのエネルギーは、新しい一日を迎える私たちの励みともなりました。
浦田選手の今後のご活躍を心から願っています。※Instagramでも紹介されています。
夢の頂を目指して―北米独立リーグ「オタワ・タイタンズ」での挑戦
『第101回全国高校野球選手権(海星では5年ぶり18回目となる夏の甲子園出場)』出場メンバーの中に、本日冒頭でご紹介した浦田選手もいますが、本日は、もう一人ご紹介させていただきます。大学卒業後、メジャーリーガーを目指してカナダに渡った太田勇新選手の話題です。
今年2月、カリフォルニアで日本人が主催するトライアウトプログラム「カリフォルニアウィンターリーグ」に参加。フロンティアリーグでドラフト指名を受け、カナダのオタワを本拠地とする「オタワ・タイタンズ」で念願の海外進出を果たした太田選手。
今年5月から9月までブルペンキャッチャーとしてチームに貢献した経験を話してくれました。
「自分が果たす役割としてはまだまだです。チームの中で一人日本人ということもあり、英語が飛び交う中でのコミュニケーションを図ることは大変でした。それでも仲間に助けられながらシーズンを終えることができよかったです」と太田選手。
(高校時代の太田選手)※ 2023年7月5日付ブログから
キャッチングの一つ〝海外寄りのフレーミング〟技術に磨きをかけるため、練習にも精を出したと話す太田選手。
「これからも険しい道は続きますが、夢の頂を目指して気持ち切らさず頑張ります。そして今まで応援してくれている家族、お世話になった母校海星学園へ良い報告ができるように精進します。」と終始笑顔で話す太田選手。
顧問の井手口先生に挨拶に訪れた日が、まさにプロ野球ドラフト会議当日ということもあり、太田選手の一つ下の後輩にあたる浦田選手の話題にも触れました。
「高校在学中も、大学へ進んでからもしっかりと自分のプレーを行うことに努力を惜しまず、自分の使命を果たすというところが浦田らしいな、と思います。誇らしい気持ちでいっぱいです。」と話してくれました。
横で話を聞きながら、野球部顧問の井手口先生が、念願だった職業で活躍する卒業生の姿を目を細め喜びました。
夢に向かい努力を重ね、その夢を少しずつ実現させている姿。
「自分で決めた道を、自分で信じて進んでいく彼の話を聞いていると、指導者としても励みになります。そしてエネルギーをもらうことができます。そんなパワーを多くの人々に与えられるような活動を、太田くんにはやって欲しいと期待しています。」と井手口先生。
学園に多くの笑顔を与えてくれる卒業生の皆さん。皆さんの活躍を祈念いたします。
太田選手の今後のご活躍を心から祈っています。
※写真は、卒業生(巨人ドラフト2位指名を受けた浦田俊輔選手、オタワ・タイタンズ所属の太田勇新選手)が母校訪問した様子。