ランタンに映る青春


先週末は“今季最強寒波”の影響で、県内でも雪が降っていて足元がおぼつかない状態になりました。降ったり止んだりする雪に翻弄され、予定していたスケジュールを立てなおすことに追われました。また交通状況次第では「ひたすら歩く」という選択肢を取らざるを得ない状況でした。

(2月8日・土曜の長崎駅風景)

 

本日は雨の影響もあっていつもより5℃ほど高い気温。最高は16℃まであがるようです。明日はまた気温が下がる寒暖差に注意して、定期考査2日目に臨んでください。

 

さて、旧正月(春節)から15日間にわたって行われた〝ランタンフェスティバル2025〟も本日が最終日です。

 

卒業生が語る「想い出の場所」としての本校

 冬の長崎を幻想的に彩るランタンフェスティバル。今年も街のあちこちに約15,000個のランタンが灯され、極彩色の光が私たちの通学路を包み込みました。朱や金のあたたかな輝き、ふわりと漂う中華街の香り、そして祭りの賑わい——。この風景が、私たちの日常の一部になっていることを、改めて意識することは少ないかもしれません。

 

 そんな中、本校の卒業生であり、現在宝塚の舞台で輝くスター飛翠真凜さんが、あるメディアのインタビューで「想い出の場所」として母校について語りました。その言葉の端々からは、高校時代の記憶が今も鮮やかによみがえっていることが伝わってきます。

 今年、彼女はランタンフェスティバルの皇帝パレードで、女性初の皇帝役に選ばれるという栄誉に輝きました。しかし、雪の影響でパレードは残念ながら中止に。それでも、トークショーの場で母校の思い出を語り、当時の通学路や友人たちとの日々を振り返る姿が印象的でした。

 彼女が高校生だった頃も、通学路にはランタンの光があふれていました。放課後、友人たちと帰り道にふと足を止め、川面に映る灯りを眺めながら語り合ったこと。部活動の帰り道に中華街の賑わいを横目に、お祭り気分を味わったこと。レッスンで遅くなった日、幻想的なランタンの光が心を落ち着かせてくれたこと。

 彼女にとっての「想い出の場所」は、校舎の中だけではありませんでした。学校へと続く道、何気なく歩いた坂、友と並んで見上げた夜空。そのすべてが、青春の記憶として今も心に刻まれています。

 そして今、この場所には新たな生徒たちがいます。何気なく歩く通学路も、目にする光景も、きっと数年後にはかけがえのない「想い出の風景」となります。ランタンの光に包まれながら、この瞬間を大切に過ごしてほしいものです。

 いつか卒業した後、この街を訪れたときにふと目にするランタンの灯りが、懐かしい記憶を呼び覚ますように——。

タカラジェンヌとしてさらに上を目指していく飛翠真凜さん。

「海星学園の皆様へ。皆様からいただいたご恩に感謝し、これからも〝挑戦〟することを続け邁進します。」

無事、皇帝役を果たした彼女からメッセージが届きました。

 

飛翠真凜さんのさらなる活躍を祈願いたします。

 

※写真は校舎付近、ランタンフェスティバルの様子

 

 

※2023・4・17に本校を訪れた時の記事はこちらから

全てに感謝

 

※本校の中央館エントランスから左手にトロフィーケースが設置されています。そこでも飛翠真凜さんのコーナーをご覧になれます。

※報道で紹介されたニュースはこちらから

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