夏を越えて、実りの秋へ
立秋を過ぎ、暦の上では秋となりました。
「立秋」と聞くと、まだまだ厳しい暑さが続くこの時期には、少し不思議な気もします。今年は暑さの訪れも早く、夏の初めから「危険な暑さ」や「熱中症」という言葉を繰り返し耳にしてきました。
暑さに負けないよう、水分補給や暑さへの備えを意識して過ごした8月上旬も、まもなく終わりを迎えます。
これからは、暑さを乗り越え、実りの秋へ向かうための力を整える大切な時期。心と身体をいたわりながら、夏の残りの時間を過ごしていきたいと思います。
生徒の皆さんにとっても、心身ともに健やかに、自分自身を見つめたり、新しいことに挑戦したりする時間となっていることを願っています。
さて、昨日8月9日は「長崎原爆の日」。本校では、日本二十六聖人記念館館長のレンゾ神父様をお迎えし、平和講演会を開催しました。

中学生は全学年が会場に集まり直接お話を伺い、高校生は各教室をオンラインでつなぐ、対面とオンラインを組み合わせた形で講演会に臨みました。

講演に先立ち、溝上学校長からは、本校が大切にするカトリック教育について触れながら、「私たちが掲げるカトリック教育の確信は、互いの尊厳を認め合い、他者の痛みに寄り添うことにあります。」という言葉が生徒たちに届けられました。
また、平和を築く一歩は、決して大きな行動から始まるものではないことにも触れ、〝隣にいる友達の言葉に耳を傾けること、困っている人に心を寄せること、多様な価値観を理解しようと努めること〟…そうした一人ひとりの小さな行動から平和は始まるのだと、生徒たちに語りかけました。
隣にいる人に心を寄せる~8月9日、平和を考える~

レンゾ神父様による平和講演
冒頭に「ヨハネによる福音書」「マタイによる福音書」の一節を通して、「敵を愛する」ということについて触れられました。言葉にすることはできても、実際に「敵を愛する」ことは決して容易ではありません。だからこそ、平和を実現するためには、相手を理解しようとする姿勢や、信頼、そして忍耐が必要なのだと、生徒たちに語りかけてくださいました。
講演の最後には「相手の立場、相手の生きることを真剣になって聞く。」ことの大切さについてお話しくださり、それは遠くの誰かからではなく、まずは自分の身近にいる人から始めることが、平和への貢献になるのではないか、というメッセージが届けられました。

自分はどのように平和や他者への貢献を果たせるのか。一人ひとりが静かに考える一日へ。
ご多用の中、本校の生徒たちのためにお越しいただき、貴重なお話を届けてくださったレンゾ神父様に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
※写真は8月9日(日曜)登校日の様子

