澄んだ朝、数日ぶりに青空が広がっています。気温は7℃。12月最初の日は冬らしい朝になりました。
年が終わるという意味の『年果つ(としはつ)』、何かを成し遂げたという意味の『為果つ(しはつ)』が変化したともされる12月の異名『師走(しわす)』、1年間を締めくくり、次へとつなげる1ヶ月を迎えます。
本日は中学校、高校ともに定期考査最終日です。
海星中学校 特別入試・一般入試Ⅰ
以下の日程で『海星中学校特別入試・一般入試Ⅰ』を実施いたします。(平成30年度 生徒募集要項)
特別入試 日時:明日12月2日(土曜)
一般入試Ⅰ 日時:12月3日(日曜)
すでにご案内もしておりますが、混雑回避のため本校内、周辺での駐車、送迎はご遠慮いただいております。送迎される場合は、オランダ坂の下、国道沿いにて行っていただきますようお願いします。
高校生の背中
さて、中学校生活の中心となっているステラ館。定期考査中は、朝からの時間を利用して自習会を行っています。
しかし、それより早く学習準備が整っているのが、高校生のお兄さん、お姉さんです。現在、ステラ館では高校1年生ステラマリスコースの生徒もともに学んでいます。
「今回は高校の先輩たちが先にテスト期間に入っているので、いつもと雰囲気が違いますね。緊張感があります。」
中学生は1日遅いスタートとなった定期考査、しかし、いつもよりさらに集中して考査準備に取り組めた考査前日。
新中央館完成によって移動となりましたが、昨年までは、高校3年生も一緒に学んだ校舎です。当時の中学1年生は、入学間もない5月、第1回定期考査に向けて、自習の様子を見学させてもらいました。
( 昨年中学1年生の様子 )
「静かですね。しかも、息継ぎがないというか、ずっと動き続けている感じがします。こんなに集中力って続くんですね。」
いつでも進むべき目標を見せてくれる背中です。
中学生と高校生。もちろん、ステラ館以外でも様々な場所で交わります。
たとえば、部活動。
今週月曜日の海星ブログ『全校朝礼にて』でご紹介した表彰を受けた部活動を例に取っただけでも弓道部、柔道部、生物部、そして、百人一首部がともに練習に取り組んでいます。その他にも多くの部活動が日々、一緒に汗を流しています。
弓道部
高総体が終わった後には、海星スケジュールに高校3年生が引退することが悲しくてたまらないというコメントだらけだった中学生部員。高校2年生を中心とした新体制、中学オープンスクールの部活動体験では、袴姿の中学生のサポートとして制服の高校生が支えていました。
( 第2回オープンスクールの様子 )
柔道部
県新人大会ではベスト8となった山﨑選手、松尾選手。学校での練習、出稽古でも常に行動をともにして鍛錬しています。試合では力強い声援が後ろが響きます。
( 長崎市中総体の様子 )
生物部
「盛り上げるときにはとにかく盛り上げて、発表などではしっかりと決めてくれる格好良くて優しい先輩です。」
中学1年生の言葉です。中学生では初参加となった『第7回長崎県高校生・大学生環境会議』、他校の高校生や大学生の中に入っても、積極的に取り組んでいくのは先輩譲りです。優良賞を受賞した『総文祭・科学研究発表大会』など高校の研究では、後ろで見て学びます。
( 第7回長崎県高校生・大学生環境会議の様子 )
百人一首部
「頼りになる先輩ばかりです。試合をさせていただくときは、いつもわくわくします。言葉にしにくいんですが、『経験』を感じさせてくれる先輩です。」
部員の1人が話してくれました。最初にカルタを払う動作を見たときには、あまりの速さに何が起こったがわからなかったという中学1年生。百人一首部の創部メンバーである高校2年生、有段者であり、全国大会の舞台を経た彼女たちを目標として取り組む中学部員。
先月25日(土曜)に大分県で行われた大会に臨んだ中学1年生の村本選手選手(D級)、高橋選手・吉原選手(E級)は3回戦敗退という結果を残しました。課題を次に生かし、次は2年生も含め、12月23日(土曜)『第5回 全国カルタ競技大会 山口大会』に挑みます。
「覚えるスピードも速くて、みんな器用なので、うかうかしていられないです。」
しかし、高校生部員も中学生部員と練習に取り組む中で、刺激を受け、学びにしているようです。
近くて大きな背中。
目の前にある高い壁は、中学生を見守るように穏やかにそこにあります。
※ 写真はオープンスクール、中総体、そして、生物部、百人一首部の活動の様子と、昨日の様子。