海星中学校入学試験
来年度から新設される共学スタンダードコースについてもご紹介しています。
「理科離れ」とは言わせません vol.5
過去のブログはこちらです。
中学3年生の理科は、「天体」の単元に入りました。
この単元のはじめには、地球の自転や公転によって太陽や星が東から西へ動いて見えることを学習します。
この単元で定番となる実験道具は透明半球です。
透明半球に印をつけていくことで、太陽の位置を観察します。
本校では、iPadを用いて何かできないかと考えた結果、「計測アプリ」を使って太陽の高度を測定するようにしました。
このアプリを使うと、自分の影の長さを簡単に測ることができます。
測った影の長さと自分の身長を使って計算をし、三角関数の表を使って角度を求めます。
「どうして半球の中心に影をあわせるのですか?」
「sin・cos・tanって何ですか?」
「斜面での影を計測したらダメですか?」
・・・など理科以外に高校数学にもふれるような質問もありました。
班ごとにレポートにまとめたところ、その日の太陽高度を検索すると、ほとんどの班が掲載されていた太陽高度に近い値を出すことができました。
緩やかな斜面で計測した班は他の班と比較して少し差が生まれ、それはそれで新たな学びと発見に繋がりました。
アナログの良さを継続しつつも、それをデジタルでどう観察することができるのかを考える好奇心や探究心を、海星中学校の理科科はこれからも大切にしていきます。
だからこそ、本校では、「理科離れ」とは絶対に言わせません!!