周りを明るく照らす人に


第2回海星中学校オープンスクール申込み受付中

 

第2回オープンスクールは、7月28日(金)16:00から、海星中学高等学校にて開催します。

今回も多くのお申込みをいただき、ありがとうございました。

明日、お会いできますことを楽しみにしています。どうぞ気を付けてお越しください。

 

周りを明るく照らす人に

 

7月19日に中学2年生を対象に保健講話が行われました。

テーマは「友達付き合いのコツ~よりよい友達関係を築くために~」です。

講師は本校のスクールカウンセラーの森保先生です。

人とかかわる際に大切な3つのことは、気遣い・距離感・言葉です。

コミュニケーションには、言語性コミュニケーション(言葉を用いて意思を伝える)と非言語性コミュニケーション(表情や声のトーン、話す速度など)があります。

特に、非言語性コミュニケーションは、人との交流の上ではとても大事なものです。

しかし、ラインやメールではこの非言語性コミュニケーションができないため、対面で話す時よりも注意が必要になります。

そこで、言葉選びが大切であることを理解してもらうために、リフレーミングの体験がありました。

「せっかち」「怒りっぽい」「しつこい」などのマイナスのニュアンスがある性質も、「決断が速い」「正義感が強い」「粘り強い」ととらえ方を変えることができます。

プラスな側面を見ることで、自分に自信が持てるようになることを、森保先生は分かりやすく伝えてくださいました。

友達と接する時だけではなく、家族や先生、先輩など、色々な人と接する時に、とても役立つ内容ばかりでした。

講師の森保先生が何度もおっしゃった言葉が「人を傷つけるのも、立ち直らせるのも人なんです」がとても印象に残っています。

思いやりのある言葉や態度を心がけ、傷つける側ではなく、立ち直らせる側の人でありたいものですね。

【生徒の感想文より】

・保健講話を聞いて思ったことがいくつかあります。1つ目は、友達との付き合いは疲れるし難しいことが分かりました。2つ目は、相手に言いたいことは悪い言い方でなく相手が嬉しくなるような言い方をしたら友達との仲がもっと良くなるということが分かりました。3つ目は、嫌いな人とも付き合えるように気づかいや言葉使いなどに気を付けて友達と接していきたいです。

 

・僕は今日の保健講話を聞いてこれから友達とどう接していこうかなと考えました。好きな友達、嫌いな友達との接し方は今までそこまで考えていなかったけれど、今日の保健講話を聞いて考えていこうと思いました。嫌いな人ではなく好きな人とだけ話したいと思っていましたが、嫌いな人とも積極的に関わっていきたいと思いました。そうすればクラスのみんなが仲良くなり、けんかやいじめがなくなると思います。そんな未来を創っていきたいです。

 

・人とかかわっていくことは難しく、時につらいことだと感じているのが私だけじゃないことが分かり、とても安心しました。これから、楽しいこと、つらいこと、嬉しいこと、悲しいことなどいろいろな感情の時にも落ち着いて行動できるようにしたいです。また、一見ネガティブなことでも、見方を変えるとポジティブになることも教えてもらったので、次からは人のネガティブなところではなく、ポジティブなところを見ていきたいです。

 

講話の最後にお礼の言葉を述べたのは、保健委員の吉川君でした。

「僕は、森保先生のお話を聞いて、友達との距離感や言葉遣いに気を付けていこうと思いました。」と話してくれました。

 

大人にとっても、人との良好な関係を築いていくことは簡単なことではありません。

中学生の皆さんにとっては、毎日の全てが学びとなり、人生経験となります。

失敗を恐れる必要はないですが、人を傷つけることはできる限り避けるべきです。

一度発した言葉はもう自分のものではありません。

なぜなら、その言葉を聞いたり見たりした相手の中から全ての言葉を消すことはできないからです。

どんな言葉なら相手の心を明るくすることができるのか、考えてみましょう。

本校の生徒の皆さんが、周りの人の心を暗くする人ではなく、明るく照らすことのできる人になってくれますように…