いざ韓国へ


今年7月、韓国のPungsaeng Middle School から16名の生徒さんが来校し、本校生徒の自宅へホームステイをしました。

詳細は、以下のブログをご覧ください。

환영합니다!(ようこそ!)  繋がる喜びと伝わる手応え

 

さぁ、今度はいよいよ本校生徒の韓国訪問が行われます。

12月19日(火)~22日(金)、15名がホームステイをしながら、韓国の中学生たちと交流します。

一緒に学校に通い、一緒に授業を受け、一緒に帰って…、家でも学校でもバディと一緒に過ごす3泊4日です。

一番の目玉は、21日(木)の学園祭です。

長崎にいても、他の中学校の学園祭に参加する機会はほとんどないというのに、この15名は、韓国の中学校の学園祭に参加します。

それがどれほど貴重で素晴らしい経験になるのか、今から楽しみでたまりません。

 

訪問の2週間前になる先週12月4日(月)、久しぶりにオンライン交流を行いました。

机もイスもないガランとした教室に、それぞれ散らばって繋がるのを待ちます。

そして、タブレットに自分のバディが映ると、みんな笑顔で歓声を上げます。

お互いの顔を見ながらおしゃべりするのが、本当に楽しそうで、嬉しそうで、見ているだけで心が温かくなりました。

 

「元気だった?」「もうすぐ会えるね」「そっちは寒いの?」「辛いもの、少し食べられるようになったよ」・・・

伝えたいことを伝えるために、タブレットで英語を検索したり、どうしても伝わらない時には韓国語に変換したりしながら、さまざまな会話が飛び交います。

英語に、日本語、韓国語が混じった交流は、これからの彼らが作っていく世界の縮図のようにも見えました。

30分の会話があっという間に終わっていきました。

「そろそろ終わるよ」と声を掛けられると、話し足りないのかどんどん早口になっていきます。

最後は「アンニョン!!」(韓国語で親しい人への「またね」)と手を振っていました。

 

交流後、矢継ぎ早に話し出します。

「先生、韓国はマイナス5℃だそうです」

「もう3回は雪が積もったらしいです」

「なのに、『寒い?』って聞いたら、『a  little(少し)』と言われました。ありえないですよね」

満面の笑顔ではしゃぎながら交流の報告をしてくれますが、みんな言いたいことがたくさんあって、止まりません。

そんな姿を見ると、夏前に行った最初の交流で、話すネタが尽きて黙り込んでいたのが遠い昔のように感じます。

好きな相手と話をするためなら、言葉の壁はこんなにも簡単に崩れ去るのだと教えてもらいました。

 

現在、韓国で行う日本や長崎についてのプレゼンテーションの準備を進めています。

もちろん、英語で作成し、英語で発表です。

 

 

「長崎について知ってもらいたい」

「長崎に来たいと思ってもらいたい」

できれば…「長崎を好きになってもらいたい」

そんな思いが届くように、スライドにも工夫を凝らします。

ちゃんと伝わるように、英語で話す練習もしなければなりません。

 

そもそも、異文化コミュニケーションとは、自分と異なる価値観やバックグラウンドを持つ人たちと交流することです。

自分の当たり前が相手の当たり前ではないという実感は、文化や価値観の違いを尊重し、異文化を大切にする心につながります。

そして、日本人である自分自身を見つめ、多角的な視野で世界を捉えていく基盤を築く大きなきっかけとなるに違いありません。

 

 

5カ月ぶりの友との再会まであと5日。

異国の地での4日間は、彼らに多くの学びと経験を与えてくれるはずです。

インフルエンザを乗り越え、15名全員で、いざ韓国へ!