10月23日(日)から節気は『霜降』の候。
「秋が一段と深まり、朝霜が見られる頃」という意味ですが、先週末は過ごしやすい朝が続きました。一転、今朝の気温は13℃と時節に相応しい朝です。
秋晴れの空、今週末28日(金)はいよいよ『学園祭』。11月に入れば、秋の節気は終わりを告げ、11月7日(月)より冬の節気『立冬』が始まります。
ながさき発エコ活動
さて、今回は活躍めざましい生物部の皆さんの紹介です。
昨年より環境問題に関する市民連携フォーラムなどに参加するなど自治体との連携を進めてきました。(海星ブログ「市民連携フォーラム~次世代との対話」)
4月には、長崎市の中高大生が自主的に集まり、気候変動対策の取り組みの一貫として活動する学生団体『ecoNながさき』を設立。
毎月数回集まって、『サステナプラザながさき(長崎市地球温暖化防止活動推進センター)』や『ECAN(環境カウンセリング協会長崎)』などの施設をお借りして、会議やイベント参加への準備を進めています。(海星ブログ「若者の言葉よ、届け。」)
9月まで行っていた『市議会班』の活動では、今年から設置された『ゼロカーボンシティ長崎推進特別委員会』の市議会議員の皆様と、意見交換を行いました。また、長崎市内の高校と大学に気候変動に関するアンケート調査を実施し、高校生792人、大学生293人、合計1085人の方に回答して頂き、その結果を特別委員会の皆さまに報告しました。
ながさきエコライフフェスタ2022
そんな生物部の皆さんが今回参加したのは、10月16日(日)に開催された『ながさきエコライフフェスタ2022』です。卒業生も一緒に参加してくれました。
「中島川会場」「魚の町会場」の2会場どちらにも参加し、地域の皆様と関わらせていただきました。
中島川会場
まずは市民会館裏手の中島川会場です。「長崎県高校生・大学生環境会議実行委員会事務局」として、新聞紙エコバッグ作製方法をご来場頂いた方々に教えました。
「皆、一生懸命につくってくださるので、間違えずにちゃんと教えないといけないと思い、緊張しました。それでも、終わった後は笑顔でお礼を言われたので嬉しかったです。」
参加者の皆さんが、少しでも満足して帰っていただけることが目標ですが、教える側まで満ち足りた気持ちになる素敵な時間を過ごさせていただきました。
生物部で飼育している長崎の希少な在来種の展示と触れ合い体験も行いました。
カブトガニの剥製、ベンケイガニ・アカハライモリ・カスミサンショウウオなど、なかなか接する機会がないものとあって、カブトガニの感触に魅力され、その場を離れたがらない小学生もいました。
ご年配の方からも、「昔はよく見ていたけど、最近は見る機会も少なくなって懐かしい気持ちになりました。貴重なものを見せてくれてありがとう」と嬉しい感想をいただきました。
魚の町会場
魚の町会場の市民会館前には、なんと往年の名作『バックトゥザフューチャー』に登場する、ごみを燃料に動くタイムマシン「デロリアン」も登場しました。
こちらの会場では、『ecoNながさき』の一員として、水産未来研究所の三次元紙芝居を披露しました。
長崎西工場と水産未来研究所の施設見学会を実施し、その2つの施設を舞台とした『三次元紙芝居』を作成。脚本・シナリオ・背景・マスコットなど全て『ecoNながさき』の皆さんが考えました。
「『ecoNながさき』の教育班では、自分たちも学びながら、伝えていく活動を継続することが重要だと考えています。」
生物部顧問の美明先生に話を聞きました。現在は週に1回ほどのペースで集まり、『ecoNながさき』の取り組みを進めているそうです。
題名:『もりのクエさん』
会場に来ていた小学生の皆さんやそのご家族の方々に見ていただきました。
「電車通りだったので、マスク越しではなかなか声が響かず、一生懸命声を出さなければなりませんでした。」
「紙芝居の中で出したクイズの回答を聞いて、観客の皆さんが『えー!そうだったの!』と驚いている様子をみて、嬉しくなりました。これから、もっと改良して、より良くしていこうと思っています!」
地域との交わりの中で、貴重な学びを得た生物部の皆さん。今後の活躍にも、是非ご注目下さい。
※写真は生物部の皆さんの様子。