ととのえる


 

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今朝の気温は3℃。風が身に沁みる寒さを感じます。日本気象協会が提供する「指数情報」の一つ、「服装指数」によれば「コートを着ないと結構寒いなあ」と説明が。人により暑さや寒さの感じ方も異なるため、その時の気温にあわせて調節可能な防寒具は備えていた方がよいようです。

 

心と身体を「ととのえる」

本日は第5回定期考査2日目。高校は17日(金曜)までの4日間、中学校は16日(木曜)までの3日間テストに臨み、最終日17日(金曜)は、強歩会を行います。学年末のテストに向けて様々な準備をしてきたことでしょう。本番は今まで取り組んできた自分を信じ余裕を持って試験に臨んでほしいと思います。

 

さて、遡ること考査一週間前。8日(水曜)の放課後、寮生活の様子を取材するためシャミナード寮にお邪魔しました。

 

 

17:00をまわると、校内での自学を終えた中学生が帰寮しました。カメラを向けると、元気な声をかけてきました。

「HPの取材ですか?これ、見て下さい。寮母さんがこうして畳んで用意してくれるんです。助かっています」

 

 

「取材、頑張ってください。僕たちも試験勉強頑張るんで!」と威勢の良い声が返ってきました。

 

「シャミナード寮」は学園の敷地内にあり、親元を離れて生活する生徒一人ひとりに対し、スタッフがきめ細かい配慮を心がけています。また、寮監や教員がつき、監督や学習指導を行っています。

 

 

規律ある共同生活を通じて仲間と助け合う。ここでは、中学生・高校生・留学生が共に生活を送っているので、自分と考え方や境遇が違う人との交流が生まれます。寝食をともにすることで、様々なことを学ぶことができ、人として成長できる場でもあります。

 

 

夕食の時間までの小一時間、寮内を見学させてもらいました。

「今、何をしているんですか?」

「体幹トレーニングを行っています」

 

 

「ある程度の運動をしておかないと、食欲も湧かないので、普段と変わらないトレーニングは必要なんです。」

「テスト明けの部活動再開時に、いかに良いコンディションで体を動かすことができるかが大切なので食事前に取り組んでいます。」

 

前回の取材で紹介した全国選抜出場を決めたテニス部の皆さん(2月1日付HPアップ記事)が、寮生活の過ごし方を教えてくれました。

 

 

試験勉強の場となる個室を案内してくれることになり、どの部屋にするかで、盛り上がります。

 

「彼の部屋が一番、ととのっています。見ていってください」と皆が満場一致で推薦した生徒の部屋へ。

 

「自分の部屋で大丈夫ですか?いやあ、恥ずかしいですね。」と言いながらも、テキストを開いて、夕食後の自学時間に備えて段取りを行います。

 

学習机に、収納棚、ベットが一部屋にある環境ですが、試験勉強に集中できますか?と尋ねると、

「決められた時間の枠でどう過ごすかを身につけることができるようになったので、集中できますし、快適です。」と答えてくれました。

 

 

教科担当の先生が寮監に入っていることもあり、質問も自由に出来ることや進路相談も出来る点も魅力だと、話します。

勉強にも、部活動にも、取り組む前の「ととのえる時間」を大切にしているテニス部の皆さん。普段の生活を変わりなく過ごしている秘訣は、隙間時間の使い方にも工夫があるからだと実感しました。

 

あっという間に夕食の時間になりました。

 

 

最後まで、丁寧に、礼儀正しく、応対してくれたテニス部の皆さん、定期考査前の取材に関わらず、ご協力していただきありがとうございました。

 

※写真は、放課後・夕食時のシャミナード寮の様子。