本日をもって高校は第2回定期考査を終えます。今週は傘マークも並び、教室の窓を開けられないほどの、時折激しい雨が降る状況が続きました。
数日前、密閉空間の換気不足を解消すべく各教室にサーキュレーターが導入されました。教室内の空気環境整備は、新型コロナウイルス感染症が流行する前から重視されてきたことです。エアコンと併用しながらより効率的に教室の空気を撹拌することができます。
高校1年の夏がやってきます~文理選択・コース選択説明会~
先週6月23日(金曜)1時間目、78回生(高校1年生)を対象とした「文理選択・コース選択説明会」を行いました。外部講師を招いての進学説明会が企画されることもありますが、進路決定の節目に長年携わってきた受験のプロである本校の教員が、卒業した先輩の事例を挙げながら、「今、この1年生の夏から進路設計をイメージしてほしい」と檄を飛ばしました。
この日は、ステラマリスコースの生徒はエトワール館で、エラン・フロンティアコースの生徒は体育館での聴講となりました。
進級すると、ステラ・エラン・フロンティア各コースで文理選択がはじまります。「将来やりたいこと」に向けて逆算して考えることの重要性、また自分が所属しているコースから国公立大学進学を一般入試で臨むのか、推薦入試で臨むのか…コースの特徴を理解して大学受験に向けてどのような準備が必要となるのかのお話がありました。
ステラマリスコース担当の小山先生は、「大学入試のシステムをどこまで理解していますか?」と尋ねました。理系・文系が対応する学部・学科の説明を行いながら、「教科の適正も考慮に入れておきましょう。たとえば理系は専門性が強いので、数学・理科の配点が高いですよ。極端な苦手科目がある場合、国公立大学進学は厳しいです」と履修しておくべき科目についてのアドバイス。
エランコース担当の山口先生からは、質問形式を取り入れた説明会。
皆さん、このCMは見たことがありますか?
皆さんの周りで起こっている集団心理(バンドワゴン効果)です。こういったCMからも学部をイメージできます。
グループでの人間の行動の研究や、コミュニティの研究ができる学部がありますよ。興味のある人はよく調べてくださいね。
大好きな部活動で培った力を発揮することを目標としてコース選択をした先輩。
好きなことをそのまま職業にしたいがために選び決めた大学・学部から逆算してのコース選択。
将来が漠然としていて進路先が決まらなかった生徒でも、集中して授業に臨みバランスよく教科の勉強を行い定期考査の点数を取った結果、先生のアドバイスで文理融合の大学進学に挑戦し成功した先輩の話。
目標達成のために、どのような観点で先輩方がコースを選択したかの話を、各コースで聴くことができました。
学年主任の深堀先生が、入学式時に話していた「高校三年間で、心も体も大きく成長する時期です。子どもの生き方から大人の生き方に変わる三年間にしたい」という言葉。このような集会を通して、各担任の先生をはじめ学年団の先生方が、学習のきっかけを与える存在として78回生のよき伴走者となり、皆さんの学生生活をサポートしていきます。
※写真は高校1年生の学年集会の様子。