令和5年度 海星中学校 一般入学試験Ⅱ
2月4日(土)に海星中学校一般入学試験Ⅱが行われます。
〇インターネット出願入力 1月10日(火)~1月25日(水)
〇出願受付 1月23日(月)~2月1日(水) ※現在出願受付中です
〇試験日 2月4日(土)
〇合格発表 2月7日(火)
〇入学手続き受付 2月7日(火)~2月13日(月)
現1年生から次の2コース制となっています。
・大学進学を見据え、学業を重視する「伸学コース」
・基礎学力の定着と得意分野の伸長を図る「スタンダードコース」
本校は「自ら学び 共に拓く」の学校目標の下、未来を自力で切り拓く力の育成を目指します。
以下、本校の過去のブログのご紹介です。
自分と大切な人を守る力
1月27日(金)に中学1年生と3年生は日本思春期学会認定性教育講師の中山様による保健講話を受講しました。
タイトルは「性についての学習会」。
普段は「性」と聞くと、生徒の皆さんはどこか恥ずかしさを感じるようですが、
中山様にさまざまな切り口から「性」にアプローチしていただき、大切な知識を深めることができました。
1年生は、思春期のからだの成長について学び、性別によるからだの違いや、それに伴う性の悩みについて考えました。
その後、赤ちゃんを抱く体験をしました。
赤ちゃんの人形は、柔らかく3㎏の重さで作られたもので、よりリアルな抱っこ体験となりました。
上手く抱けずに戸惑う生徒もいれば、
「弟や妹のお世話で慣れています!」と得意げな表情を見せる生徒、
照れくさそうに抱く生徒、反応はさまざまでした。
保健委員の堂下さんが「自分のからだのことなのに、よく知らないことがたくさんあって、とてもいい勉強になりました。今日は貴重なお時間をありがとうございました。」と感想とお礼の言葉を述べ、1年生の部が終了しました。
続く3年生は、昨年の講話を振り返りながら、「性」との向き合い方についてお話いただきました。
始めに、「LGBT」や「SOGI」といった言葉を知り、多様化してきている「性」の在り方について認識を深めました。
そして、「誰かを好きになったとき」ということを一つの軸として、相手との関係性の築き方について考えました。
保健の教科書よりさらに踏み込んだ内容についてお話いただき、一心に耳を傾ける生徒の皆さんでした。
その後、コップと水を使った実験をしました。
中山様と10人の代表生徒が、それぞれコップに入った水を2人と入れ替えるというものです。
水の交換後、10個全てのコップにフェノールフタレイン液を入れると、4個がピンクの水に変わりました。
実は、中山様のものだけアルカリ性のお水だったんです。
色の変化を感染の広がりに見立て、性感染症の怖さを知ってもらうことが目的でした。
色が変わった様子を見て驚きを隠せない様子の生徒の皆さんは、より一層真剣に性感染症の予防法について学びました。
保健委員長の山下さんは、「テレビやニュースでよく耳にするLGBTという言葉について詳しく知ることができ、またSOGIという新しい表現があることも分かりました。これから成長していく上で、自分も相手も大切にできる人になりたいと思いました。」と述べてくれました。
自分のからだとこころについて正確できちんとした知識を持つからこそ、自分への理解が深まります。
逆に、無知や無理解は、不安や恐怖を呼び、時に無謀さや危うさに繋がります。
自分を知って理解することは、自分自身と大切な人を守る力を身につけるために必要なことです。
そして、それこそが、よりよい自分を創造していく足掛かりとなるはずです。
生徒の皆さんの明るい未来のために、本校はこれからもさまざまな学びを提供していく学校であり続けます。
最後となりましたが、講師をしてくださった中山様、そして、この保健講話開催に向けご尽力くださった男女共同参画社会センター(アマランス)様に心から御礼申し上げます。