ゆらめく炎に心癒され


10月11~13日の「行事期間」3日目、1年生は、和蝋燭の絵付け体験を行いました。

ご協力いただいたのは、島原市にある「本多木蝋工業所」様です。

本校の本多孝成教諭のご実家でもある「本多木蝋工業所」様には、日本に現存する唯一の「玉締め式圧搾機」があります。

一切の化学薬品を使わずに櫨(はぜ)の実から木蝋を作っておられます。

和蝋燭についての説明をしていただいた後、和蝋燭に絵付けを行う体験をさせていただきました。

 

 

和蝋燭ができる工程の説明に熱心に耳を傾けています。

 

図柄の花の見本からどれを描こうか選んでいます。

 

最初は恐る恐る描いていましたが、次第に集中していきます。

平面でなくローソク独特の円柱体に描くのはなかなか難しいようですが、みんな集中して絵付けしています。

 

悩みながら、まずは黒く塗りつぶし、乾かした後、打ち上げ花火を描いていますが、とても上手です。

 

きれいな青い花が上手く描けました。

 

 

 

 

 

石油系原料を使った西洋ローソクと比べ、和蝋燭の大きな特徴は、炎のゆらめきの美しさです。

和紙にい草を巻き付けた芯は中心が空洞になっているため、その中を空気が通り、風がなくても大きな炎がゆらめきます。

それが、何とも言えない神秘的で情緒のある雰囲気を醸し出すのです。

和蝋燭の大きくゆらめく温かな炎を見ていると、心がほっとしてとても癒されました。

 

「本多木蝋工業所」様、素晴らしい体験をありがとうございました。